お米とテロワール

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こんにちは、ネリです。僕は、都会に住みつつ、車で1時間ほど走らせて、兵庫県の山間部の田んぼと畑を借りて、無農薬、自然栽培しています。
天候について
今日は、6月の30日か、10時50分くらい、お昼ちょっと前なんですけど、雨も途中で止んでくれて、ただずっと分厚い雲が覆っているので、ちょっと涼しめの風が吹いています。湿り気はそんな感じないんですが、過ごしやすいな、作業もしやすいなという感じです。
テロワールについて
今日も山間部の田んぼに来て、ふと思ったんですが、テロワールってあるじゃないですか、特にぶどう、ワインの世界でよく言われていると思うんですけど、その土地の土壌とか気候とか、そういうキャラクターがしっかり出る農産物だとか畜産物だとか、そういうものに関連する言葉だと思うんですけど、ちょっとここでね、今スマホでキリンビールのウェブサイトを開けて、テロワールとはっていうページを開けてみたんですね。ちょっと読んでみます。

ぶどう畑を取り巻く自然環境要因のこと。 フランスのワイン法のベースとなり、特定地域、特定の地区、固有のぶどう畑から作られるワインは、特有の個性を表すという考え方です。気象条件、日照、気温、降水量、土壌、地質、水はけ、地形、標高など、武道畑を取り巻く全ての自然環境を意味します。近年では、作り手もテロワールの一つの要素として含めて使われている場合もあります。このテロワールという説明はすごく面白いし、僕自身ワクワクするなと思ったのが、このぶどう畑を取り巻く自然環境要因って書いてあるんですが、このぶどう畑をお米にするとですね、めちゃくちゃ面白いなって思いました。

お米を取り巻く自然環境要因ですよ。特定地域、特定の地区、日照条件、気温だとか降水量、地質とか水化、そして近年ではお米の作り手もテロワールの一つの要素だと。ちょっとワクワクするなと思いながらこの文を読みました。例えばですね、僕の畑の場合は、この農園ネリの場合はですね、ちょっと小高い山、小高い丘じゃないですよ、小高くないか。いや、だいたい標高200〜300mぐらいの山に囲まれています。四方八方山に囲まれています。で、田んぼの場所は一番端っこなんですね。山の麓の川の隣にある角の田んぼです。なので、田んぼから見て、山の方向を見ると西側に山があって、そして東側がちょっと開けてて、そして南側って北側があると。なので、朝日がすごくしっかり当たってくれるのと、夕方の西日が少し緩やかになるんですよね。なので、夏なんかで行くと、西日のきつい、あのうだるような暑い日、日照なんですけど、それがカバーできると。そこは僕すごく気に入っているんですが。あと冬場はすごく風がきついんですね。谷間から吹いてくる風が。で、夏はね、その風が少し収まって、そよ風になると。まあ、そんな感じで、朝晩の気温が結構高低差があったり、朝日がしっかり浴びれたり、夏場はそよ風がしっかり吹いてくれるので、あまりジメジメしていないと。まあ、そんな気象条件があったりして、じゃあこれって、僕の田んぼのテロワールってこんな感じかなと。
隣の田んぼとの比較
そしてもっと言うとですね、隣の田んぼの稲と自分の田んぼの稲はもう全然違うんですよね。もちろん品種も違うんですが、これ、風の通り道が若干違うのかなと思っていたりもして、気象条件が若干違うと思います。ここでのテロワールの違いもあるし、そして作り手も一つのテロワールの要素っていうのであれば、僕と隣の田んぼの運営される方と違うので、そこにね、人間の要素も作り手の要素も入ってきて、いろいろ奥深くなってくるのかなと思ったりします。作物の出来、良い悪しっていうのはあまりなくて、収量、収穫量の多さとか、美味しい美味しくない、味覚の違いなんてあるんですけど、収穫量なんか数値で出てくる出来不出来っていうのはあるかもしれないんですが、そういうのはテロワールの要素ではなくて、何て言うんだろうな、個性?個性がいろいろ楽しめて、日本のお米でも、じゃあここの田んぼのお米ってこういう個性があって、こんな味だなと。なんでこういう味が出るのかというと、こういう日照条件で、これだけ朝に風が吹いて、そして作り手がこういう風に関わって稲を作ってるとか、そういうことをこう、ダイレクトに聞きながら、感じながら、食べるお茶碗一杯のお米っていうのも、これが楽しいのかなと思います。ただ、スーパーでお米買ってね、電子ジャーで炊いて、お腹いっぱい食べるだけじゃなくて、一杯のお茶碗にどんなテロワールの要素が含まれているのかなとか、そんなことを考えて食べると、もしかすると、ワイン飲まれる方は楽しまれていると思うんですけど、いろんなテロワールの要素を感じて、お米も楽しめるんじゃないかなと思います。それを考えると、今一単ほどの自分の田んぼを目の前にしているんですけど、稲の一束一束を見て、なんかワクワクしてきました。今日も拙いお話だったんですけど、最後まで付き合ってくださって、どうもありがとうございます。

あなた、ありがとうございますね。それでは、今日も穏やかな日をお過ごしくださいね。ではまた。

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